縫い目、繋ぎ目のないニットが出回っているのはご存じ?意外と知らないニットの機械編みの最先端、ホールガーメントについてまとめてみました。ニットの継ぎ目が気になってしまう人におすすめの情報を紹介します。
ホールガーメントとは
朝でも昼でもこんばんは、mitakehanです。
秋冬シーズンが到来するにあたっていつの時代でもファッション業界で注目されるのが、季節感がわかりやすくウォームさ溢れるニットについてではないかと思います。
シェットランドシープやウール、モヘアやアンゴラ、はたまたカシミヤなど高級とされる素材も多くあります。
そんな中、素材だけではなく完全機械編みで様々なブランドがその希少さに目をつけ、数年前から世に出回っているのはご存知でしょうか。
その名も「ホールガーメント」。
日本の手袋編み機に長年携わって来た島精機製作所が手袋編みの技術に着目し、どうにかこれでニットが編めないのかと試行錯誤したのが始まりとされています。
継ぎ目のないニットで革命をもたらした
ホールガーメントの特徴として、なんといっても継ぎ目が一切なく裁断や縫製の工程を機械編みという技術で飛び越えたそのテクノロジーにあります。
実際、継ぎ目の当たりが気になるという人もいれば、それがいいんだ!!いう人もいてどれがいいかとは断言できませんが、滑らかな肌触りを求める人や肌着系のアイテムなどに愛されているのも確かです。
ニットなのに継ぎ目がないというのがそもそも革命レベルの話であって、それが機械編みなだけにハイペースでの量産が可能というのもまたショッキングな出来事と言えます。
ファストファッション業界も注目
2018年春夏以降、日本のファストファッションの代名詞ともいえる「ユニクロ」もまた、島精機製作所と提携しホールガーメントアイテムを販売しています。
これまでは、その技術の希少性にハイエンドブランドからの支持が高かったホールガーメントですが、ある程度出回り、今度はリーズナブルな路線で供給できるようになったとみていいかと思います。
ユニクロなどの大手企業が使う以上、今後もホールガーメント市場が活発化するのはほぼ間違いがない状況ではないでしょうか。
ホールガーメントアイテムおすすめ4選
ホールガーメントの技術で作られた肌当たりのいいTシャツです。シルエットとしてはラグランスリーブのような風合いになっています。
ホールガーメントが活躍するフィールドとしてインナー類が挙げられます。タイツもまたホールガーメントで仕上げれば極上の着心地になるのでは。
ホールガーメント仕立てのニットキャップは重くなり過ぎない印象で、薄手のニットキャップに最適な素材ともいえます。
ホールガーメントの技術を用いて制作されたニットワンピース。滑らかな風合いで、ただのニットワンピとはまた違った風合いを醸しています。
ホールガーメントがニットの在り方を変える
ニットにも手編みや機械編み、ウールやアクリルなど様々な種類があります。そんな中でも継ぎ目のない、肌の当たりが極端に良いホールガーメントはニットの在り方を変えた存在と言えます。使いやすいアイテムなのでぜひチェックしてみて下さい。
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