キーレスで運転できるスマートキー仕様のプリウスやヴィッツ、アクアといったトヨタ車に乗っていると、モニターに「キーバッテリー残りわずか」もしくは「キーの電池残量が少なくなっています」と表示される場合があります。
これは言葉通りキーに内蔵している電池の残量が減っていることを指しており、そのまま電池交換をしないまま乗り続けると、スマートキーが機能しなくなる恐れがあります。
そのようにいわれても、車についてよく知らない人からすると、
- バッテリー交換なんて難しそう
- ディーラーにださなきゃいけないの?
- 特殊な電池を使っているんじゃないの?
こんな不安を覚えてしまいますよね。
私も中古でプリウス ZW30系を購入した時に、これと同じ文言が映しだされてどうしていいかわからず困り果ててしまった経験があります。
車の整備はやったことがないし、仕組みもほとんどわかりませんでしたが、自分でやってみようと思い検索してみたところ意外と簡単そう。
そして、実際に電池交換を試すと、割りとスムーズにできました。
そこで、今回はプリウスをはじめとしたトヨタ車のキー電池交換方法を紹介します。
キーバッテリー残りわずかと表示されたときの電池交換方法
側面のPUSHボタンを押しながら内蔵キーを取りだす
スマートキーの側面に「PUSH」と書かれたゴム製のボタンがあるので、それを押します。
ボタンを押したらそのまま指を離さず、キーの底にあるキーホルダーと繋げる部分を引っ張ると、なかから、金属のパーツがでてきます。
これがスマートキーのカバーを開ける内蔵キーです。
スマートキーのカバーをこじ開ける
次に、スマートキーのカバーを開けます。
カバーを開けるには、底面にあるくぼみに先程の内蔵キーを差し込み、こじ開ける必要があります。
このようにセットしますが、奥までキーを入れるのではなく、キーの先端をマイナスドライバーのように少し差し込む形になります。
内蔵キーを差し込んだらスマートキーがのカバーが外れるまで、「グッ、グッ」と左右にねじります。
キーの電池交換ではこの作業が少しだけ大変でしたが、慣れると簡単に開くようになりますよ。
電池を交換する
キーを開け終わった状態です。開け終わったときは「こんなふうになってるんだ……」と素直に感心しました。
開け終わったら、写真右の黒い基盤部分を外します。
黒い基盤パーツに電池がはめ込まれているので、取り外して新しい電池をセットします。
この電池の型番は「CR1632」で、コンビニや電気店、ホームセンター、カメラ屋などさまざまな店舗で置かれているので前もって購入しておきましょう。
探しても見つからない場合は通販で購入するのもよいでしょう。
交換し終わったら、もとの通りにセットし直し、初めのようにカバーを閉じます。
このとき、隙間が開かないよう、しっかり閉じてください。
最後に取り外していた内蔵キーを戻して終了です。
お疲れ様でした。
やってみれば意外と簡単!電池交換は自分でやれば安上がり
スマートキーの電池は素人でも簡単にできるような設計になっており、電池さえ用意しておけばすぐに交換可能です。
電池の料金は300円前後ですが、もしディーラーへ持っていくと1,000円程度はかかるとのこと(工賃+電池代)。
モニターに警告が表示されれば焦るものですが、自分で対処できればかなり安く抑えられますしディーラーまで持っていく手間もなくなりますので、ぜひ自分でやってみてください。
今回はプリウスのキーバッテリー交換でしたが、トヨタ車でスマートキーの形が違うものでも基本的には同じような手順になるようなので、参考になれば幸いです。
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