愛らしいフォルムと飼い主の話し言葉をマネするなどお茶目な生態がたまらなくキュートでペットとして人気のインコ。筆者もインコを飼っていますが、正直インコをお迎えしてある悩みが尽きず困り果てる結果に。インコをペットとしておすすめ出来ない苦しい胸の内を5つ紹介します。
インコをペットとして飼って知った身悶えるほど狂おしいやるせなさ
フェレットを3匹育て2匹が天寿を全うし、3匹目もそろそろ天寿を全うというタイミングで1羽のインコと出会いました。なんだか天に召されたフェレットの1匹と似ている気もしたし、小さく震えるヒナのインコに心トキメいた記憶があります。
さて、そんなこんなでお迎えした運命のインコが脱走したり、何気にもう1羽お迎えしていたセキセイインコの「もち」がツンデレだったりと様々なことがありましたが、インコを飼って身悶えるほど狂おしくやるせない、インコをペットとしておすすめ出来ない理由を5つ語ります。
鳥はとにかくデリケート|全力で愛を伝えられないやるせなさ
お迎えするにあたって中途半端な心構えではいけないと勉強していたものの、その現実とのギャップに打ちのめされ現在に至っても苦しい日々が続いています。哺乳類なら「あー!可愛いカワイイ!!」と全力で愛でることができましたが、鳥類はとにかくデリケート。やりすぎると嫌われてしまうこと必死ですし、力強くなでようものなら深刻なダメージを与えかねません。なので肩に飛んできたり頭を鳥の巣と勘違いしてか乗ってきた際に、ムフフとにんまりすることで己を律しています。
醍醐味を味わえない|インコ臭を嗅げないもどかしさ
インコ飼いの醍醐味と言えば、お日様の香りともとれるやさしさ漂うインコ臭。主にインコの背中から香るこの匂いは、インコを飼ったことがある方100人に聞けばほとんどがクセになると答えるかもしれません。ユーザー満足度90%超えも狙えそうなこのインコ臭ですが、敢えて言うなら鳥類はとにもかくにもデリケート。鼻を背中にズボッと押し当て嗅ごうものならインコから嫌われてしまうこと間違いありません。その場合の対処法としては、手に乗った際にまるでワインをテイスティングしているかのような優雅さでさり気なく香るのがポイントです。
深刻な(飼い主への)ダメージ|インコアタックがもたらす強力な一撃
オスに比べて喋られるようになる個体が少ないとされるメスのインコも、飼い主の話す言葉や口笛にはどうやら興味津々な様子。我が家の飼いインコ「もち」はカワイイと褒めると逃げるツンデレインコですが、こちらの話に興味は示してくれます。肩に乗って筆者の襟足やら髪の毛をグルーミング、そしてこちらが話し始めると唇をツイツイっとつつきます。だいたいは甘噛みと言うか軽い感じでつつくのですが、力加減を間違えてしまった際に起こる強烈なインコアタックは思いのほか唇に深刻なダメージを与えます。たまに口笛を吹くと、口の中に頭からすっぽりはまってくる時もあるので注意が必要です。
脱力感がハンパない|新しい鳴き方で腰にダメージ
言葉を覚えにくいメスのインコでも口笛などの単純な音はマネするようで、激しい呼び鳴きも収まり少しだけ気が楽になった今日この頃。そんなセキセイインコは鳴き声も割と多彩で、意外なタイミングで聞いたことのない鳴き方を披露することもあります。そして新しく披露する鳴き声は総じて思いもかけない鳴き方なため、飼い主の脱力感を引き起こします。おそらく今も言葉をマネしようとなにやらゴニョゴニョ言っている気がしますが、意識をしっかりと保って対応することが望ましいでしょう。
思わぬトラップ|出先で気が付くフン爆撃の絶望感
インコはフンを我慢することが出来ませんし、それは自然の摂理として当然と受け入れています。我慢をすると言うよりもそもそもが意識しなくてもフンが出る体の構造になっているらしく、これが思わぬトラップとして発動する場合も。朝出勤する前に少々インコと戯れ、今日も一日清々しい気分で頑張ろうと会社のトイレに入り鏡を見て発見するin古墳もといインコフン。トラップを仕掛けたタイミングは朝の限られた時間でしかないのに、しっかりと目立つ場所に確実に落としてくるフン爆撃の精度はあたかもスナイパーのよう。インコと戯れて外出する際は、姿見で一度フンチェックする事をおすすめします。
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可愛すぎてもどかしくなるインコはペットにおすすめできません
インコをお迎えするにはインコ臭を嗅ぎたくても我慢し撫でくり回したくてもさらりと撫でるにとどめる自制心を持ち、インコアタックで深刻なダメージを負った唇をものともしない強靱な精神力が必要です。特に哺乳類を飼っていた人からすると、なんとも言えない不完全燃焼さが始めにおそってくるかもしれません。そんなことを窓際に設置したインコ用アトラクションの上でピヨピヨ話しているインコの声を聞きながら思う今日この頃。
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